エスニック料理の魅力とは？スパイスやハーブで作る健康的で美味しい料理

2023.06.01

Food

エスニック料理と聞いて、どんなイメージを持ちますか？辛いだけではなく、甘味や酸味、香りなどが絶妙に調和した料理でしょうか。それとも、色とりどりの野菜や果物、ココナッツミルクなどが使われた南国風の料理でしょうか。

エスニック料理とは、一般的には東南アジアや中東、アフリカなどの異国情緒あふれる料理を指します。しかし、それだけではなく、その国や地域の歴史や文化、宗教や民族などが反映された多様で豊かな料理でもあります。

日本でも近年、エスニック料理は人気が高まっています。その理由は、美味しさはもちろんのこと、健康や美容にも良いということが分かってきたからです。エスニック料理には、自然豊かな大地で栽培されたスパイスやハーブ、ココナッツミルクなどが多く使用されています。それらには、体温を上げて代謝を高めたり、免疫力を強化したり、デトックス効果があったりすると言われています。

また、エスニック料理は見た目も鮮やかで華やかです。色々な食材や調味料を使って作られるため、栄養バランスも良くなります。食べるだけで気分が明るくなりますし、現地への旅行気分も味わえます。

この記事では、エスニック料理の代表格であるタイ料理とベトナム料理について紹介します。それぞれの国の特徴や代表的なメニューを知って、エスニック料理の魅力をもっと深く感じてみましょう。

タイ料理：辛味と甘味の絶妙なバランス

タイ料理といえば、「辛い」という印象が強いかもしれません。しかし、タイ料理は辛味だけではありません。甘味・酸味・塩味・旨味の5つの味と、香菜（パクチー）などのハーブとの調和を楽しめる料理です。

タイは熱帯気候で暑く湿気が多いため、食欲を増進させるために辛いものや酸っぱいものを好みます。また、ココナッツミルクやナンプラー（魚醤）などを使って甘みや旨みを加えることで、辛さを和らげます。

タイ料理には様々な種類がありますが、代表的なものに以下のようなものがあります。

トムヤムクン：エビとレモングラスやライムジュースなどで作る辛くて酸っぱいスープ
カオマンガイ：鶏肉とご飯を一緒に炊き上げて甘辛いタレをかけたチキンライス
ガパオライス：鶏ひき肉とバジル（ガパオ）を炒めてご飯に乗せて目玉焼きをトッピングした一皿
パッタイ：米粉の麺（ライスヌードル）に豆腐や干しえびなどを加えて炒めた焼きそば
グリーンカレー：ココナッツミルクとグリーンカレーペーストで作る甘辛いカレー

タイ料理は日本でも人気が高く、レストランや屋台だけでなく、レトルトやインスタントでも手軽に楽しめます。しかし、本場の味を再現するには、新鮮な食材や調味料が必要です。タイでは市場やスーパーで色々な種類の野菜や果物、ハーブやスパイスが売られています。それらを使って作るタイ料理は格別です。

ベトナム料理：米粉と生野菜で作るさっぱりとした味わい

ベトナム料理といえば、「生春巻き」や「フォー」が有名ですね。これらは米粉で作られた生地や麺を使ったもので、日本人にも親しみやすい食感です。また、「バインセオ」という米粉とココナッツミルクで作るお好み焼き風の料理も人気です。

ベトナムは南北に長く伸びた国であり、地域によって気候や文化が異なります。そのため、食文化も多様です。北部では中国から受け継いだ伝統的な技法や素材を使ったシンプルであっさりした味付けが多く見られます。中部では王朝時代から残る華やかで凝った料理が特徴です。南部ではフランスから影響を受けたバゲット（バインミー）やコーヒー（カフェダ）などが人気です。

ベトナム料理には以下のような代表的なものがあります。